mという同僚がね、今日で退職する。
mはかわっちょと同い年で、かわっちょが働いている隣のユニットのリーダーで、2年くらい協力ユニットとして働いたんだけどね。介護歴としてはmの方が経歴長くて大先輩なんだけど。
なんか2週間前くらいに突然辞めるって言い出して。
言い出して、っていうか、まあ本人としたら決定事項、計画的な退職なんだろうけど。
それに、介護業界、この会社、出入り激しいからやめるのは珍しいことじゃない。
むしろ8年っていうのはかなり長い方。
mに聞いたんだ。辞める理由、そしたらあいつ
「偉くなりたい」
「人の上に立ってブイブイ言わせたい」
「偉くなることしか考えてないもん」
って言ってた。
なんか一人だけ時空超えちゃってた。
すげえバブリー。すげえ昭和。すげえ高度経済成長期。
え、なに?お前何年生まれ?昭和初期じゃないよな?え?平成?
じゃあなんでそんなバブリーなんだよ。
時代はさとり世代、Z世代の令和だぞ。
お前、完全に高度経済成長期の輝かしい日本の未来に期待を寄せる若者そのまんまじゃねえか。
・・・・・・
でもさ、なんかいいじゃん、その向上心。そのチャレンジ精神。
若いからこそリスクを取れる。
もちろん転職して失敗するかもしれないよ?辛いこともあるかもしれない。
でもさ、それも良い経験じゃん。人生経験じゃん。
繰り返しになるけど若いからこそリスク取れる、みたいな部分ってあるじゃん。
だから俺すごい応援したくなった。
時は令和。俺たちは平成生まれだけどさ、そういうバブリーな考え方持ってる奴がいたほうがいいよな、絶対。まあ、応援してるからお互い頑張ろうな。
みたいな気持ちになったんだよね。
まあ正直いうと、一緒に働いてそいつの良いところも悪いところもわかるし、人間味があるやつだから応援したくなったのかもしれないけど。
寂しいけど、たぶんあいつなら大丈夫。
仕事ができるできないとかじゃなくて、いつもヘラヘラしてて楽観的なメンタル強めなやつだから笑。
なんの心配もしてない。
かわっちょも将来のこと考えないとな!がんばろ。ってちょっと刺激されましたとさ。
おしまい。